現在のような経済状況の中、税金で公のために仕事をしている立場の私にとって、このようなお願いすることは正直、心苦しいです。
しかし、国会議員になって感じたことは、議員として国政に参加するにはやはり一定のコストがかかるということです。
「政治にお金なんか必要ない。政治家は紙と鉛筆があればいい」という人もいますが、民間の経営者が会社の目的達成のために車や従業員、事務所などのインフラを持ち、それが会社の経費でまかなわれるように、政治家にもその責任をまっとうするために最低限のインフラが必要です。
そして政治家のジレンマは、活発に活動すればするほど経費がかかる、ということです。
地元の林業や漁業の問題で秘書が調査に行くだけでもコストと時間がかかり、静岡全県を地元とする私にとって、スタッフの問題ひとつとっても国費で雇える三人の公設秘書だけでは満足のいく議員活動ができません。私の専門である中東問題の調査活動や、これまでの人脈を生かした外交をするためにアラブ諸国やイスラエルを訪問する渡航費はもちろん、専門家を雇うなどはとうてい不可能な状況です。
私は、国会議員としての職責を財政的な問題によって十分果たせない、という事態はできるだけ避けたいと思っています。今の時代を任された政治家として国政の場で精一杯働かせていただくためには、政治資金規正法に基づいて幅広い方々から無理のない範囲でご支援をいただくことがひとつの望ましい方法であると考えました。
ご支援いただいたお金についてはきちんと皆様にご報告させていただきます。どうかご理解をいただき、参議院議員榛葉賀津也をお育ていただきますよう心よりお願い申し上げます。
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