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しんば賀津也の直球勝負!●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
2006年10月26日号(第69号)
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◆2006年10月26日のウィークリーコラム◆
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「サイレント・マジョリティーとは言わせない」
■核実験で流れが変わった統一補選
皆さんに大変お世話になった衆議院統一補欠選挙は民主党の全敗に終わった。
神奈川16区、大阪9区とも自民党議員の死去に伴う補選で、自民党にとっては、
いわば“弔い選挙”だった。民主党は神奈川の新人・後藤祐一氏と大阪の前職・
大谷信盛氏を擁立。私は神奈川4回、大阪2回選挙応援に入り、秘書も連日動員
された。が、有権者は自民党を支持した。
今回の補選では格差是正や年金問題、医療改革、教育基本法問題、財政再建
と、生活に直結した課題が山積していた。私自身、選挙戦を通じて安倍新政権
がこれらの問題をどう説明するのか楽しみだった。しかし選挙の流れは北朝鮮
の核実験で一変した。有権者の関心は、内政問題から、核実験への対応にシフ
トした。中には「これじゃ生活できんよ!」と切実に訴える方もいたが、「民
主党は国の危機に何を悠長なことを言ってるんだ」との批判も多かった。
唖然としたのは、与党議員が平然と「この補選で自民党候補が勝たないと、
北朝鮮に誤ったメッセージを送ることになる。北の核開発に反対の方は、安倍
総理と自民党候補への支持を」と訴えていたことだ。滅茶苦茶かつ余りにも有
権者をバカにした論法に怒りさえ覚えたが、その演説に聞き入る聴衆は少なく
なかった。
日本人は“危機”に弱い。突然の出来事や劇的なサプライズが起こると、日
本人は問題の本質を忘れてしまう傾向にはないだろうか。かつての“石油危機”
や“ニクソン・ショック”、最近では郵政民営化のサプライズ解散と“刺客選
挙”もあった。その度に「事の本質」を見失って、山積する政治課題をご破算
にしたり、水に流してはこなかったか。そして今回も同様ではなかったか。
■サラリーマンは“高額納税者”
この国の税収は大まかに言うと40兆円。その約8割がサラリーマンの負担だ。
サラリーマンは源泉徴収されるから、懐は“ガラス張り”で“節税”が難しい
上に、納税意識が極めて希薄だ。税金を取る側からすれば、こんなにありがた
い納税者はない。前回も指摘したが、補選が終わった今、もう一度、給与所得
者の税負担について考えたい。(参考:JAM政策研究)
モデルケース: 40歳で配偶者(専業)と子ども2人(10歳と13歳)扶養で年
収600万円のサラリーマン。3000万円の自家と250万の自家用車を持ち2000km/
月走行。1日20本のタバコとビール1本を嗜む。このサラリーマンが1年間に
払う税金・保険料は・・・
所得税154,240円、県民税59,800円、市町村民税23,800円、自動車税39,500円、
自動車取得税25,000円、重量税18,900円、揮発油税116,640円、地方道路税
12,480円、酒税57,159円、タバコ税62,283円、消費税428,640円、固定資産税
142,333円、電源開発促進税3600円、厚生年金428,640円、健康保険192,000円、
介護保険28,800円、雇用保険48,000円、合計1,837,575円/年で負担率はなん
と30.63%。(社会保険料の法人負担を加えると37.85%の負担率!)
結局、実質の可処分所得は約416万2425円。これだけ納税している国民をも
う“サイレント・マジョリティー(文句を言わない多数派層)”とは絶対に
言わせない。
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◇榛葉賀津也(しんば かづや)プロフィール◇
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1967年生まれ(39歳)。静岡県立掛川西高校卒業後、米国オハイオ州
オタバイン大学政治学部・国際問題研究学部を卒業。イスラエルのヘブライ
大学大学院で国際政治学を専攻。帰国後、故郷の静岡県菊川町町議会議員を
1期つとめ、2001年の参議院選挙で民主党から立候補し、当選(1期目)
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