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コラム  
2008/06/20 (No.93)
「総選挙で、ねじれ解消を!」


 第169回通常国会が閉会しました。今国会の会期は6日間延長の156日 間でした。昨年9月10日に開会した第168回臨時国会は、ご承知のように 14年ぶりの越年国会で、その閉会の僅か3日後に今国会は召集されましたの で、実質、10ヶ月間続けて、議院運営委員会の理事として、与党理事と様々 な議論や交渉を行いました。いわゆる「ねじれ国会」の最前線である議院運営 という職務は、目立たない地味な裏方の仕事ですが、その結果如何で、私たち の生活を左右する法案が成立あるいは不成立となるのですから、試行錯誤を重 ねながら、常に緊張感を持って任にあたりました。私には7年間の国会生活で 最も勉強になった1年でした。正直、疲れました。

 今国会では、政府が提出した80法案(閣法)のうち、成立したのは63法 案で成立率は78.8%。最近の国会では9割前後の法案が成立していました。 「民主党を始めとする野党の審議拒否により国会審議が妨げられた」という批 判がありますが、それは違います。成立率が低かったのは、@「ねじれ」によ り、与党が従来、都合が悪くなると繰り返していた強行採決が参議院でできな くなった。A衆院の与党が、民主党提出の議員立法をたなざらしにしたり審議 拒否したため、閣法の審議が進まなかった、からです。しかしながら、私たち も、「福田内閣の支持率が低いから」とポピュリズムに走り、やみくもに閣法 に反対することは許されません。日銀の同意人事などの反省は肝に銘じなけれ ばなりません。

 閣法の成立率が下がった一方で、与野党合意により今国会で成立した議員立 法は17法案ありました。この中には、「ハンセン病問題基本法」等が含まれ ます。また、成立した閣法のうち、「国家公務員制度改革基本法」等の13法 案は、与野党合意で修正した上で成立したものです。「ねじれ」以前の国会で あれば、与党は修正せずに強行して成立させていたかもしれません。「ねじれ」 により国会が機能しないという報道もありましたが、私は「ねじれ」のお陰で、 今まで隠されてきた真実が明るみになったと同時に、政府・与党が野党の声を 真剣に聞くようになり、前向きな政策協議を行う土壌が出来つつあると感じて います。

 しかし、「ねじれ国会」ゆえの限界もあります。例えば、いわゆるガソリン 税の暫定税率の廃止を巡る審議の際には、私たちは、道路整備計画がいい加減 な推計を基にして作成されていたり、道路特定財源が職員旅行やマッサージチェ ア等の目的外のことに使われていた事実を明らかにさせ、世論も暫定税率の継 続に強く反対しました。しかし、政府・与党は、いわゆる「2/3ルール」を 使って再議決し、ガソリン税を増税しました。また、「後期高齢者医療制度」 に関しても、我が党が提出した“白紙法案”は参議院では可決されましたが、 世論の強い批判にもかかわらず、与党は衆議院では審議すらしようとしません でした。

 やはり、納税する側の立場にたった政治の実現には、総選挙によって政権交 代実現という「ねじれ解消」しかありません。引き続き、ご支援とご指導をよ ろしくお願い致します。





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