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コラム  
2009/01/08(No.97)
「新たな決意を持って」


 いよいよ政権選択の平成21(2009)年を迎えました。日頃から皆さま方には、温 かいご理解とご指導を賜わり、心より感謝を申し上げます。

 さて、年明け間もない正月5日、第171回通常国会が召集されました。言うまでもな く、今国会は衆議院総選挙を控えて、緊張感みなぎるものになるだけでなく、我が国にとっ て、かつてない未曾有の金融・経済・雇用の危機を乗り越えられるかどうかの、極めて重 要な危機管理国会になります。また、私事で恐縮ですが、今国会冒頭の参議院本会議で、 外交防衛委員長に選任されました。緊迫する中東情勢、新大統領が誕生する対米関係など、 外交や安全保障における課題は山積しております。微力ですが、与えられた職務を全力で 果たして参ります。

 ご承知のように、国会では、一昨年の夏の参議院選挙で与野党の逆転が実現して以来、 これまでには無かった様々な動きがありました。道路特定財源やガソリン税の暫定税率を 巡る議論では、国民運動的な関心を呼び、税金を「払う側の納税者」と「集める側の役所」 の意識の乖離(かいり)と矛盾が明らかになりました。また、官僚の天下りに象徴される 様々な税金の無駄遣いや、「消えた年金」に加えて「消された年金」、そして医療費抑制 ありきの後期高齢者医療制度等の実体も明らかになりました。これらに対し、有効な対策 を打ち出せなかった福田総理は、任期わずか一年で辞任する事態となりました。その後誕 生した麻生内閣は、世界的な金融不安を受けて、「政局より政策」を理由に選挙を先送り にしましたが、結局、十分な経済対策も早急に打ち出せないまま、年を越す事態となって しまいました。

 こうした状況を国会の現場で体感し、改めて痛感するのは、官僚主導ではなく、国民の 代表たる国会議員が、政治主導で国家の危機を乗り越えるダイナミズムを持つことの重要 性です。それには、やはり、主権者たる国民の意思を問う総選挙を、一日も早く、正々堂々 と行なうこと。政権交代が可能な成熟した政治文化をわが国にも確立するために、弛まぬ 努力を続けること。そして、そのために市民一人ひとりが「変革への勇気」を持つことが 大切だと信じます。

 米国では、47歳のオバマ氏が、この1月に正式に大統領に就任します。米国の有権者 は、1776年の建国以来、230年以上に渡り実現することが無かったアフリカ系アメ リカ人大統領を誕生させるという「勇気」を持ちました。国家の危機に、人種や偏見とい う壁を越えて、一人ひとりの「勇気」ある行動が、米国に歴史的な「チェンジ」をもたら したのです。

 私たち日本人も、今こそ「勇気」を持って、国家再建への大改革を実現すべきです。国 の飛躍のために、今年こそ改革を実現・実行する「勇気」を私自身が持ち続けることをお 誓いし、ご報告といたします。引き続きのご指導をよろしくお願い申し上げます。

 結びに、皆様方のますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。





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