27年ぶりに日本を訪問しているミャンマー連邦共和国下院議員のアウンサン・スーチー女史と国会議員有志で懇談を行いました。会の冒頭、スーチー女史は、継続して支援をしてきた日本政府と日本国民への感謝の気持ちを述べ、道半ばの民主化への取り組みにさらなる協力を求められました。
私からは世界が注目しているミャンマーにとって、今秋にミャンマーで行われる東南アジアのオリンピックと呼ばれる東南アジア競技大会の成功、来年ミャンマーが就任するASEAN議長国、さらには再来年迎える民主化後2回目となる総選挙の重要性を訴え、スーチー女史も「しんば議員のご指摘通りです。これらを一つ一つ成功させることが大変重要です」と応えてくださいました。
また、私が静岡県出身ということで、スーチー女史の御尊父アウンサン将軍がお世話になり滞在した浜松について、「浜松の皆様によろしくお伝えください」との言葉を頂戴しました。浜松は、アウンサン将軍と共にビルマ独立を画策した陸軍鈴木大佐のご実家があり、大佐は勿論のことご家族にも大変お世話になったアウンサン家にとっては縁のある地になります。
アウンサン将軍やミャンマーとの縁が深い静岡県出身の国会議員の一人として、引き続きミャンマーを応援していきたいと改めて感じたスーチー女史との懇談でした。
参議院議員 榛葉賀津也